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早稲田中の魅力と強み

早稲田大学の系属校である早稲田中学校・高等学校は、125年以上の歴史を持つ伝統校です。早稲田大学に隣接しながらも、独自の教育方針と進学実績で知られ、早稲田グループの中でも異彩を放っています。

伝統ある歴史

早稲田中学校・高等学校は、1895年に坪内逍遥・市島謙吉・金子筑水らが大隈重信の教育理念に基づき創立した私立男子校です。 大学よりも早く校名に「早稲田」の名を冠し、初代校長には大隈重信の養嗣子英麿が就任しました。 創立以来、「人格の独立」を謳い、リベラルな教育を旨としてきました。 戦前は第一高等学校への高い合格実績を誇り、帝国大学をはじめ各上級学校で同窓会「早中会」が結成されるなど、早稲田大学とは独自路線を歩んでいました。 1942年4月18日の本土初空襲では校庭で1名の生徒が犠牲となり、現在も「いのりの碑」を建立して平和への誓いを新たにしています。 戦後の学制改革で1948年に新制高校が設置され、その後も伝統と独立を重んじる道を進んできました。

2024年度の進学実績

早稲田中学校・高等学校の2024年度大学進学実績は、国公立大学では東京大学、東京工業大学、一橋大学などへの合格者を出しています。 東京大学には43名、京都大学には11名、一橋大学には5名、東京工業大学には12名が合格しています。医学部への進学者も多く、千葉大学医学部医学科に3名、東京医科歯科大学医学部医学科に2名、防衛医科大学校医学部医学科に2名が現役合格しています。私立大学では、約50%の卒業生が早稲田大学へ推薦入学しているほか、慶應義塾大学などにも多くの進学者がいます。 現役生の大学進学率は約80%に上り、早稲田大学の系属校でありながら、幅広い進路選択を可能にしています。

個性を伸ばす教育

早稲田中学校・高等学校は、「人格の独立」を教育理念に掲げ、生徒一人一人の個性を伸ばしつつ、世界に貢献する有為な人材の育成を目指している。 新校舎の建設にあたっても、この教育方針を体現するため、生徒同士や街とのつながりを重視したデザインが採用されました。 例えば、中高生の交流を促進するラーニングカフェや、早稲田の街並みと調和するレンガ造りの外観などが特徴的です。また、理科教育の充実を図るため、8つもの実験室を新設し、机上の学習だけでなく実験を通して科学的思考力を養う環境を整えております。 伝統を大切にしながらも、新しい時代に対応した教育を実践しています。

充実した教育施設

早稲田中学校・高等学校は、学習環境の充実に力を入れています。約14,000㎡の敷地には、中学・高校別の教室棟、理科教室棟、運動施設、人工芝グランドなどが整備されています。 特に、2021年に完成した新3号館と新興風館は、中高生の交流を促進するハブ機能を担っており、図書館やラーニングカフェなどの共用スペースが設けられています。 理科教育にも注力しており、物理・化学の実験室が2室ずつ、生物・地学の実験室が1室ずつ、さらに多目的教室2室を含む合計8つの実験室を新設し、生徒が実験を通して発見や創造を体験できる環境が整っています。 また、都心にありながら運動施設の拡充も図られ、メインアリーナ、柔道場・剣道場、第2体育館としても使える誠ホール、拡張されたグラウンド、屋上運動場など、合計3,000㎡を超える運動スペースが確保されました。 学習と部活動の両立を支える充実した学習環境が早稲田中学校・高等学校の魅力の一つとなっています。

多彩な部活と課外活動

早稲田中学校・高等学校では、勉強だけでなく、40を超える多彩な部活動や課外活動も盛んに行われています。 運動部では、野球部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、剣道部などの伝統的な競技に加え、ダンス部やチアリーディング部なども人気です。 文化部では、吹奏楽部、グリークラブ、理科部、語学部など、生徒の興味関心に応じた多様な活動が展開されています。また、英検などの資格取得を目指す課外活動や、ボランティア活動なども活発に行われており、生徒の主体性と社会性を育む場となっています。 早稲田中学校・高等学校の部活動・課外活動は、学業との両立を図りながら、生徒の個性と能力を最大限に伸ばすことを目的としています。

多彩な学校行事

早稲田中学校・高等学校では、通常の授業以外にも多彩な学校行事が行われています。 4月の入学式に始まり、5月の体育大会、6月の高2関西研修、7月の林間学校・サマーキャンプ、9月下旬から10月初旬の2日間に渡る文化祭「興風祭」、12月の高1スキー学校など、1年を通して学習とともに充実した学校生活を送ることができます。また、鎌倉研修や地学実習など、各学年で学習内容に応じた校外学習も実施されています。 長期休暇中には、教員が担当する講習も行われ、多くの生徒が受講しています。 これらの行事や講習を通して、生徒たちは学業を深めるとともに、友情を育み、豊かな感性や創造力を養っています。

入試問題の出題傾向

算数

算数の試験時間は50分で、配点は60点満点です。特に図形問題が多く出題される傾向にあり、その難易度は標準から難しめです。図形問題に対するしっかりとした対策が必要です。また、解答欄には答えだけを記入する形式のため、ケアレスミスが命取りとなります。解答を記入する際には慎重に行い、ミスを防ぐための対策を日頃から心がけましょう。

国語

国語の試験時間は50分で、配点は60点満点です。例年、2題構成となっており、小説物語文は比較的解きやすいものの、説明文は内容が難しく、語句の説明がないため、前後の文章から文脈を読み解く必要があります。また、文章量が多いため、長文を読み解く力が求められます。日頃から多くの文章に触れ、読む力を養うことが大切です。

理科

理科の試験時間は30分で、配点は40点満点です。地学、生物、科学、物理の4分野からバランスよく出題される傾向にあり、30問ほどが出題されます。試験時間が限られているため、時間配分も重要なポイントです。特に計算問題や実験器具の扱い方に関する問題が頻出のため、これらの対策も欠かせません。

社会

社会の試験時間は30分で、配点は40点満点です。地理、歴史、公民から1題ずつ出題される傾向があり、理科と同様に30問ほどが出題されます。珍しい問題が出題されることも多く、このような問題が合否を分けるポイントとなります。過去問演習を通じて、出題傾向に慣れ、しっかりと対策を行いましょう。

早稲田中国語入試の対策をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

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