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雙葉中の伝統

雙葉学園は、長い歴史と豊かな伝統を誇る教育機関であり、学問だけでなく心の成長も重視しています。各教科の授業を通じて、学生たちは日本の文化や社会の仕組みを深く理解し、実生活に役立つ知識と技術を身につけることができます。

雙葉学園の歴史

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雙葉学園の歴史は、1872年にメール・セン・マチルドと4名の修道女が来日し、横浜に孤児院と寄宿学校を開設したことに始まります。1875年には築地明石町に語学学校を設立し、これが雙葉学園の前身となりました。1909年に築地明石町に雙葉高等女学校が設立され、翌年には現在の四谷に移転し、雙葉小学校と幼稚園も設立されました。1945年の空襲で校舎が焼失しましたが、翌年には木造校舎が完成し、1947年には新制度による雙葉中学校が発足しました。1952年には鉄筋4階建ての校舎が完成し、2001年には地下1階、地上7階の現在の校舎と講堂が完成しました。2009年には創立100周年を迎え、現在もその伝統を受け継いでいます

2024年大学合格実績

雙葉中学校・高等学校の2024年大学合格実績は、国公立大学と私立大学の両方で優れた結果を示しています。国公立大学では、東京大学に8名(現役7名)、千葉大学に4名(現役3名)、一橋大学に4名(現役4名)、京都大学に3名(現役2名)など、多くの難関大学に合格者を輩出しました。私立大学では、早稲田大学に89名(現役77名)、上智大学に63名(現役53名)、慶應義塾大学に54名(現役47名)など、多数の合格者を出しています。また、医学部医学科への合格者も多く、金沢大学や群馬大学、神戸大学などの国公立大学に加え、北里大学や杏林大学、順天堂大学などの私立大学にも多くの合格者を輩出しています

教育方針と特色

雙葉中学校・高等学校の教育方針は、個々の生徒の個性と能力を最大限に引き出すことを重視しています。宗教教育を通じて、他者を尊重し共に生きる力を育むことが重要視されており、これにより生徒たちは豊かな人間性を養います。また、外国語教育の充実により国際的な視野を持つ人材の育成を目指しています。クラブ活動や学校行事を通じて、主体性と協調性を育み、問題解決能力を高めることも教育方針の一環です。さらに、様々な体験を通じて創造性や表現力を磨き、考えたことを実行する力を養成しています

教育施設

雙葉中学校・高等学校の教育施設は、2000年に完成した新校舎を中心に充実しています。校舎は地下1階、地上7階の構造で、最新の設備が整っています。プールや食堂はありませんが、条件付きでパンの販売が行われています。教室や実験室などの基本的な教育施設に加え、宗教教育の一環として礼拝堂も設置されています。礼拝堂は、宗教の時間や行事で使用され、生徒たちが心を落ち着ける場として機能しています。また、図書館や自習室も完備されており、生徒たちは放課後や休日に自由に利用することができます。これにより、学習環境が整えられ、自主的な学習が促進されています。運動施設としては、体育館や運動場があり、体育の授業や部活動で使用されています。特に運動系の部活動が活発であり、バスケットボールやバレーボール、テニスなどの部活動が行われています。さらに、文化系の部活動のための専用施設も充実しており、美術室や音楽室、科学実験室などが設けられています。これにより、生徒たちは多様な活動を通じて、学問だけでなく芸術や科学の分野でも才能を伸ばすことができます。全体として、雙葉中学校・高等学校の教育施設は、生徒たちが多様な学びと成長を遂げるための環境が整えられており、教育方針に基づいた全人教育を支えています。

年間行事

雙葉中学校・高等学校では、年間を通じて多彩な行事が行われ、生徒たちの学びと成長を支えています。以下は、主な年間行事の概要です。4月には、新入生を迎える入学式や始業式が行われます。また、中学1年生のための学習ガイダンスや遠足も実施され、新しい環境に慣れるためのサポートが行われます。5月には、聖母月の祈りや生徒総会が行われ、前期中間考査も実施されます。これにより、生徒たちは学業の進捗を確認し、次のステップに向けた準備を行います。6月には、体育祭やオープンキャンパスが開催されます。また、高校3年生の黙想会やシンガポール姉妹校の来校もあり、国際交流の機会が提供されます。7月には、前期期末考査や球技大会が行われ、保護者との個別面談も実施されます。さらに、希望者にはイギリス研修やイングリッシュキャンプが提供され、夏期講習も行われます。8月には、部活動合宿や夏期講習が続き、高校実力テストも実施されます。これにより、生徒たちは夏休み期間中も学びを続けることができます。9月には、雙葉祭や前期終業式が行われ、文化活動や学業の成果を発表する機会が提供されます。10月には、後期始業式や中学1年生の錬成会、中学2年生の錬成会が行われます。また、高校1年生の研修会や高校2年生の研修旅行も実施され、生徒たちは多様な体験を通じて成長します。11月には、中学3年生の体験学習や黙想会、高校2年生の黙想会が行われます。さらに、芸術鑑賞教室や学校公開日もあり、学びの幅が広がります。12月には、待降節の祈りやクリスマス福祉施設訪問、クリスマスマーケットが開催されます。また、キャンドルサービスやミサ、クリスマス会も行われ、宗教教育の一環として重要な行事となっています。1月には、中学入学試験や実力テストが行われ、高校3年生の終業式も実施されます。2月には、高校2年生のコース発表会や中学合唱祭、高校3年生の卒業感謝ミサが行われます。また、新中学1年生の説明会も実施され、次年度に向けた準備が進められます。3月には、高校卒業式や中学3年生の卒業感謝ミサ、後期終業式が行われます。また、春期講習やシンガポール姉妹校研修も実施され、生徒たちは新たな学びの機会を得ることができます。これらの行事を通じて、雙葉中学校・高等学校の生徒たちは学業だけでなく、心の成長や国際交流、文化活動など多方面での成長を遂げることができます。

入試問題の特徴

算数

試験時間と配点: 50分で100点満点

出題傾向: 算数の試験では、規則性、平面図形、速さ、整数問題が頻出です。問題の特徴として、高度な計算処理能力と作業力が求められるものが多く、最後まで諦めずに解く姿勢が重要です。特に、計算過程での小数点を含む複雑な計算が多く、ケアレスミスには細心の注意を払いましょう。

対策法: 過去問を繰り返し解き、出題傾向をつかむことが最も効果的です。規則性や平面図形など、定番の単元の問題を多く解くことで、類似問題への対応力が養われます。計算ミスを減らすためには、問題を解く際のスピードと正確さを意識した練習が欠かせません。

国語

試験時間と配点: 50分で100点満点

出題傾向: 国語の試験では、特に記述問題の比重が高く、A3サイズの回答用紙を埋めるほどの長文を書く問題が出題されることが特徴です。文章の読解力や表現力、論理的な思考力が問われます。

対策法: 記述問題に強くなるためには、過去問を通じて実際の出題形式に慣れることが重要です。文章の要点をまとめる練習や、自分の言いたいことを論理的に展開する練習を積むことで、記述力が向上します。また、読解力を高めるために、塾の教材の応用問題や模擬試験の文章を完全に理解できるまでくり返し読むことも重要です。

理科

試験時間と配点: 30分で50点満点

出題傾向: 理科の試験は、各分野からバランスよく出題されるのが特徴です。標準レベルの問題が多く見られますが、単なる知識の暗記だけでは解けない問題も多く、なぜそうなるのかを考える力が求められます。

対策法: 理科の勉強では、単なる暗記に頼らず、現象の理由やメカニズムを理解することが大切です。実験や観察を通じて、理科的思考力を養うことが、問題解決の助けになります。また、過去問を活用して、出題パターンを把握し、実践的な問題演習を行うことが合格への近道です。

社会

試験時間と配点: 30分で50点満点

出題傾向: 社会の試験も、各分野からバランスよく出題される傾向があります。問題の難易度は比較的標準的で、平均点が高い教科の一つです。ケアレスミスを防ぎ、冷静に問題に取り組むことが重要です。

対策法: 社会科の勉強では、用語や年表の暗記に加え、地理や歴史の出来事の背景や関連性を理解することがポイントです。過去問を解くことで、問題の形式や出題傾向を把握し、試験本番での落ち着きと正確さを養うことが必要です。

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