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6月 20, 2024  · 学校紹介

浅野中 躍進の秘密

神奈川県横浜市神奈川区子安台にある浅野中学校・高等学校は、1920年に実業家の浅野總一郎が創立した私立男子校です。完全中高一貫教育のもと、授業、部活動、学校行事を教育の三本柱とし、生徒の自立を支えています。2026年春の卒業生は281名で、東京大学には既卒者を含む38名が合格し、そのうち32名が現役でした。この記事では、2026年度入試の結果、2027年入試用の偏差値、2026年春の大学合格実績、科目別の傾向と対策を、公表資料にもとづいてまとめて解説します。

(2026年8月更新/出典は浅野中学校・高等学校の公式発表資料および四谷大塚の公表データ)

浅野中学校の2026年度入試結果データ

浅野中学校の一般入試は2月3日の1回です。2026年度は募集240名に対して1632名が出願し、1340名が受験しました。

入試日 2026年2月3日
募集人員 男子240名
出願者数 1632名
受験者数 1340名
合格者数 523名
実質倍率 約2.6倍
合格最低点 230点・400点満点
合格最高点 公式結果資料で確認できず

合格最低点は得点率57.5%でした。合格者平均は得点率63.5%、受験者平均は55.2%です。倍率だけでなく、4科合計で6割前後を安定して取る準備が必要です。

浅野中学校の試験科目と配点

国語と算数を各120点、社会と理科を各80点とする4科400点満点です。

国語 50分・120点
算数 50分・120点
社会 40分・80点
理科 40分・80点
合計 180分・400点

国語と算数の配点が高く、2科で全体の60%を占めます。2026年度の受験者平均得点率は国語57.3%、算数56.6%に対し、社会53.4%、理科51.6%でした。理社を含めて4科で失点を抑える必要があります。

2027年度の正式な募集要項は、2026年8月20日時点で公式サイトに公表されていません。例年どおりの日程を前提に決めつけず、学校の募集要項が出た段階で確認してください。

浅野中学校の偏差値(2027年入試用)

四谷大塚が公表する2027年入試対応のAライン80偏差値は次のとおりです。

2月3日入試・男子 64
日能研R4 2027年入試用の確定値を公表資料で確認できず
SAPIX80 2027年入試用の確定値を公表資料で確認できず

偏差値は母集団と模試により異なります。2月3日は難関校との併願受験生が集まるため、偏差値だけで安全度を判断せず、過去問の4科合計点で到達度を見てください。

浅野高校の大学合格実績【2026年春・最新】

学校が2026年4月14日現在で公表した合格実績です。合格者数は延べ人数で、現役と既卒を分けて示します。

卒業生数 281名
東京大学 38名(現役32名・既卒6名)
京都大学 9名(現役7名・既卒2名)
一橋大学 9名(現役7名・既卒2名)
東京科学大学 20名(現役19名・既卒1名、医学科2名を含む)
国公立大学医学部医学科 18名(現役15名・既卒3名)
早稲田大学 97名(現役80名・既卒17名)
慶應義塾大学 128名(現役106名・既卒22名)
上智大学 19名(現役17名・既卒2名)
東京理科大学 110名(現役94名・既卒16名)

東京大学では学校推薦型選抜による3名を含みます。国公立大学の合格者は延べ135名で、学校は第一志望への進学を重視し、日常の授業、補習、追試、夏期講習を組み合わせています。

浅野中の歴史と沿革

浅野学園は1920年、浅野總一郎によって創立されました。京浜工業地帯の発展を支える人材を育てたいという構想から始まり、現在は大学付属ではない完全中高一貫の男子進学校です。

創立者の歩みを表す九転十起の精神を受け継ぎ、失敗を避けるのではなく、試行錯誤を重ねて前へ進む姿勢を大切にします。学校史は校内の史料室やデジタルアーカイブでも伝えられています。

浅野中の教育方針と校風

浅野は、授業、部活動、学校行事を学校生活の三本柱に位置づけます。学習だけに偏らず、仲間と活動する経験を通して自分で判断し、責任を引き受ける力を育てます。

  • 日々の授業を中心に学習習慣を固めること
  • 部活動で継続力と協働する姿勢を育てること
  • 行事を生徒自身が企画し、運営すること

教職員が生徒を細かく見守る「めんどうみ」も学校が掲げる特色です。英語、数学、理科は中学2年間で中学校内容を学び、中学3年から高校教材を取り入れます。高校2年から進路に応じた授業体系へ移り、高校3年では大学入試演習を行います。

浅野中の施設・学習環境

横浜市神奈川区の高台にある校地は、緑の多い環境です。普通教室、理科実験室、図書館、講堂、体育館、グラウンドなどを中高6学年で使います。

校地内の「銅像山」には創立者の銅像があり、学校の歴史を身近に感じられます。理科実験や探究活動のための設備に加え、生徒が日常的に教員へ相談できる学年控室なども学習を支えます。

浅野中の部活動・課外活動

運動部と文化部があり、多くの生徒が6年間にわたって活動します。競技系の部に加え、音楽、文化、科学など、自分の関心を深める選択肢があります。

部活動を進学指導と切り離さず、時間管理や目標設定を学ぶ場として扱います。大会、演奏会、研究発表に向けて仲間と準備し、その過程を振り返る経験が学校生活の柱になります。

浅野中の年間行事・学校生活

代表的な行事には、体育祭、文化祭にあたる打越祭、校外学習、研修旅行などがあります。行事では生徒が準備や運営を担い、学年や部活動を越えて協力します。

打越祭では展示、発表、演奏などを通して日頃の活動を外部へ伝えます。受け手に伝わる順序を考え、役割を調整する経験は、教科学習とは異なる形で説明力と協働する力を育てます。

浅野中学校の入試問題の傾向と対策

国語の入試傾向と対策

国語は50分120点です。説明的文章と文学的文章を中心に、漢字や語句、選択、抜き出し、記述を組み合わせます。文章量と設問量に対して時間が限られるため、根拠を探す読み方と答案をまとめる速さが必要です。

文学的文章では、人物の気持ちを一語で答えるのではなく、行動、会話、情景の変化を結びつけます。説明的文章では、対比、具体例、指示語を整理し、筆者の主張へつながる部分を押さえてください。

記述では字数の枠だけを埋めるのではなく、設問が求める関係を先に決めます。理由説明なら「何が原因で、どうなったか」、心情説明なら「どの出来事を受けて、何をどう感じたか」を一文に入れます。

過去問演習では、本文に根拠線を引いた後、解答に使う要素を二つか三つに絞ってください。採点後は模範解答を写すだけでなく、自分の答案に不足した根拠と、余分だった表現を分けて直すと記述力が伸びます。

算数の入試傾向と対策

算数は50分120点です。数の性質、速さ、場合の数、平面図形、立体図形などから、処理力と発想力を問います。途中式や図を残し、条件を見落とさないことが重要です。

難しい問題に時間を使い切らず、解ける設問を確実に取ってから戻ります。過去問では大問ごとの所要時間と正答率を記録し、得点源と後回しにする問題を決めてください。

理科の入試傾向と対策

理科は40分80点で、物理、化学、生物、地学の各分野から出題されます。実験や観察の条件、表やグラフを読み、計算や理由説明につなげる問題があります。

結果だけを暗記せず、条件を変えると結果がどう変わるかを説明します。グラフでは軸、単位、増減を先に確認し、計算問題は式に単位を添えて見直してください。

社会の入試傾向と対策

社会は40分80点です。地理、歴史、公民の知識を、地図、統計、史料、時事的な題材と結びつけて問います。

用語を単独で覚えず、地理では場所と産業、歴史では年代と因果関係、公民では制度と目的を組み合わせます。資料から読める事実と、知識から判断した内容を区別してください。

過去問は4科を続けて解き、昼まで得点力を保つ練習も行ってください。

まとめ 次年度入試に向けて

浅野中学校は、授業、部活動、行事を通して自立を促す完全中高一貫の男子校です。受験生と保護者の方が押さえておきたい要点は次の3点です。

  • 2026年度は受験者1340名、合格者523名で実質倍率が約2.6倍だったこと
  • 国語と算数が各120点で、4科400点のうち60%を占めること
  • 2026年春は東京大学38名、国公立医学部医学科18名が合格したこと

国語では、文章の根拠を拾うだけでなく、設問が求める因果関係や変化に組み直して書く練習を続けてください。

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