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東京都市大附属中 進学校として大躍進中

東京都市大学付属中学校・高等学校は、東京都世田谷区にある私立の男子校で、完全中高一貫教育を提供しています。理数教育に力を入れ、部活動なども盛んな学校として知られています。

都市大付属の歴史

東京都市大学付属中学校・高等学校は、1951年に武蔵工業学園高等学校として開設された。 その後、1956年に正和中学校と合併し、武蔵工業大学付属中学校となった。 1964年に現在の世田谷区成城の地に移転し、2009年に東京都市大学への大学名変更に伴い、現在の校名となった。 当初は工業系の名称だったが、普通科のみを設置している。 2010年からは完全中高一貫校となり、高校からの生徒募集は行っていない。

2024年度大学合格実績

東京都市大学付属中学校・高等学校の2024年度大学合格実績は、東京大学7名、京都大学1名、一橋大学9名、東京工業大学10名など、難関国公立大学に多数の合格者を出している。 私立大学では、早稲田大学66名、慶應義塾大学59名、上智大学41名、東京理科大学81名など、早慶上理への合格者が目立つ。 医学部医学科にも国公立5名、私立31名の計36名が合格するなど、文理ともにバランスの取れた進学実績を残した。 現役合格率は97.81%と非常に高く、内部進学を除く卒業生のほとんどが現役で大学に進学している。

アルママタ・ホールの活用

東京都市大学付属中学校・高等学校のアルママタ・ホールは、最大1100人を収容できる大規模なホールである。 「アルママタ」とはラテン語で「母校」を意味する。 このホールでは、説明会や講演会などで、舞台上のメインスクリーンを使用して映像資料やプレゼンテーション資料を映しながら説明することが可能だ。 また、コンサートや演劇などの文化的イベントにも活用されている。 生徒たちにとって、アルママタ・ホールは学校生活の中心的な施設の一つとなっている。

部活動と課外活動

東京都市大学付属中学校・高等学校は、運動部33、文化部19の計52もの部活動があり、生徒たちは勉強と部活の両立に励んでいる。 中でも珍しい部活として、少林寺拳法部が有名だ。 中学硬式野球部は全国でも珍しく、東京都市大付属ボーイズとしてボーイズリーグに参加している。 文化部では、鉄道研究部が1988年の創部以来、熱心な活動を続けている。 海外研修としては、中学3年から高校2年の希望者を対象に、8月にニュージーランドとマレーシアでのホームステイプログラムを実施している。 勉強だけでなく、部活動や課外活動にも力を入れることで、生徒たちは多様な経験を積むことができる。

年間主要行事

東京都市大学付属中学校・高等学校では、4月の入学式や始業式に始まり、1年を通して様々な学校行事が行われる。 5月には中学1・2年生対象の多摩川徒歩ラリーがあり、2年間かけて多摩川の下流から上流までを踏破する。 6月には中学の体育祭、7月には中学1年の林間学校や夏期講習が実施される。 10月の柏苑祭は文化祭で、例年1万人もの来場者で賑わう。 11月にはキャリアスタディ発表会や中期修了論文発表会などがあり、生徒の学習成果を発表する。 2月には中学入試や弁論大会が行われ、3月の卒業式で1年が締めくくられる。 これらの行事を通して、生徒たちは学習面だけでなく精神面でも成長していく。

入試出題傾向と対策

算数

算数の問題の難易度はそれほど高くありませんが、近年、学校自体の人気が高まっているため、受験生のレベルが上がっています。そのため、平均点が高くなる傾向にあり、基礎問題での失点が致命的となることがあります。重要なのは、計算問題などの基礎問題を確実に解けるようにすることです。各単元の基礎をしっかりと固めておくことで、他の受験生に差をつけることができます。基礎固めには、毎日の練習問題の反復が効果的です。

国語

国語の入試問題は、論説・説明文と詩からそれぞれ1題ずつ出題される傾向があります。論説・説明文では、選択問題と書き抜き問題が多く、筆者の主張や主題を問う問題が中心です。これに対しては、文章全体の構成を理解し、筆者の意図を読み取る練習が必要です。段落ごとの要約や重要なキーワードのチェックを通じて、筆者の主張を明確に捉えることができます。

詩の問題では、詩の形式や表現技法、主題について問われます。詩は感情やイメージを豊かに表現するための技法が多用されているため、普段からさまざまな詩に触れ、その表現の意味を考える習慣をつけることが重要です。

理科

理科の入試問題は、大問4〜5題で構成され、配点は75点です。物理・化学・生物・地学の4分野から満遍なく出題され、実験結果に基づいたグラフの読み取り問題が頻出です。これらの問題を解くためには、実験の目的や結果の解釈を正確に理解する力が必要です。特に、天体観察の実験に関する問題が頻繁に出題されるため、天体の動きや星の配置についての基本知識をしっかりと身につけておきましょう。

設問形式は選択式だけでなく、記述問題も多く含まれているため、解答スピードが求められます。過去問を解く際には、時間配分を意識し、試験本番でのスピード感を身につけることが大切です。特に記述問題では、簡潔かつ明確に答えを記述する練習を繰り返すことで、試験本番での焦りを軽減することができます。

社会

社会の入試問題は、大問3題で構成され、配点は75点です。さまざまな分野から満遍なく出題され、地図やグラフ、表などの資料を読み取る問題が多いです。資料集を日頃から読み込み、その資料から何がわかるのかを言語化する練習をすることが効果的です。特に、資料をもとにした問題は、細かい情報を拾い上げ、それをもとに推論する力が求められます。

設問形式は、記号選択や語句記入が多く、時事問題も出題されます。日頃からニュースを見て、教科書に載っていない知識を植え付けておくことが大切です。例えば、ニュースで取り上げられる話題について、その背景や関連する歴史的事実を調べることで、知識の幅が広がります。

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