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中学受験対策 読むのが遅い子はどうすればいい?

読むのが遅いと感じている中学受験生と保護者の方は非常に多くいらっしゃいます。読むのが遅いことがコンプレックスになり、そのせいで国語が好きになれいとしたらこんな不幸なことはありません。意外に教わることが少ない、読むスピードに関する知識をまとめてみました。

子どもを急かすのはNG!

子どもが読書をする際、急かさないことが重要です。子どもの読書速度は個人差が大きく、急かすことで逆効果になる可能性が高いです。むしろ、子どもが自分のペースで読めるよう十分な時間を与え、文章の内容を理解し、言葉をチャンク(塊)で把握できるようにすることが大切です。また、子どもの気が済むまで好きなことをさせることも、時間管理能力を育てる上で重要です。子どもが返答に詰まったり、上手く気持ちを表現できずに考え込んでいるときは、決して急かさず、考える時間を十分に与えることで、自己表現力を伸ばすことができます

音読の効果と注意点

音読は文字認識スピードの向上に効果的ですが、同時に読書速度を制限する要因にもなり得ます。音読練習は文節の区切りを正しく理解し、言葉をチャンク(塊)で把握する能力を養うのに役立ちます。しかし、頭の中で音声化する癖がつくと、読書速度に限界が生じる可能性があります。そのため、ある程度長い文章の音読が上手になってきたら音読から黙読への段階的に移行することが重要です。黙読では、目で追う速度を上げることで読書速度を向上させることができます。ただし、速度だけでなく理解度も重視し、バランスの取れた読書スキルを育成することが大切です

小学生にいわゆる「速読講座」は効果はあるのか?

年齢を問わず速読を専門とした指導を行っている教室が数多くあります。速読講座は小学生でも一定の効果があると言えますが、その効果は個人差が大きく、長期的な視点で捉えることが重要です。短期的に受験で成果を出すために速読講座を受講する、というのはあまりおすすめできるものではありません。某速読教室のHPにすら、小学生の場合は「本って面白いかも!」と感じてもらうことが大きな目標だと記載されています。速読のプレッシャーを与えすぎず、子どもの自然な成長を促すことが大切です。実際に速読講座を受講した中高生の感想では、読書速度の向上や集中力の向上、本への興味の増加などの効果が報告されています。ただし、小学生の場合は親が短期間での能力向上や成績向上を過度に期待することは避け、長い目で見守ることが子どもの将来の可能性を広げるとされています。速読スキルは、将来の学習や生活において有益となる可能性がありますが、それ以上に読書の楽しさや本の内容理解を深めることが重要であると考えられます。

目が滑ってしまう子はどうする?

読みながら同じ行を二度読んでしまったり、あるいは行を飛ばして読んでしまう状態のことを「目が滑る」と表現することがあります。対処法として、まず第一に重要なことは音読を保護者がきちんと聞いてあげることです。同じことをくり返したり、行を飛ばしているようであればその都度してきして正しい読み方に修正してあげましょう。それでも改善が見られないようであれば読書補助具を使うことを検討してみてください。「リーディングトラッカー」とという一行一行着実に読みやすくしてくれる補助具がありますので導入を検討してみてはいかがでしょうか。

線を引きながら読むと遅くなる?

線を引きながら読む方法は、読書速度を多少は遅くする可能性がありますが、同時に集中力と理解度を向上させる効果もあります。線引きは内容の理解を深め、ケアレスミスを減らすのに役立つため、ゆっくりでも着実に読み進めることができるというメリットがあります。結局のところ子どもは文章内容が良く理解できて興味が持てるようになると読むスピードが高まります。線を引くことで重要な部分がはっきりとして整理がつくことで文章の途中で行き詰まることも減り、結果として読み切るのにかかる所要時間は少なくおさまることが多くなります。特に難しい内容の文章や長い文章を整理しながら読む際に非常に効果的でなのす

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