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中学受験 国語の保護者伴走。何をすれば良い?

中学受験の国語科目は、他の教科の学習にも大きな影響を与えるため、保護者による適切なサポートが重要となります。単なる読書習慣の育成だけでなく、言葉のもつ意味、文章が書かれた背景などの理解を促し、子どもの文章に対する興味関心を高めることが大切です。

親子で教材の文章内容共有

中学受験の国語教材では、大人の視点で書かれた文章が多く出題されます。親子で教材の文章内容を共有し、意見交換をすることが重要です。親が文章の内容を尋ね、感想を言い合うことで、子どもは大人の視点を学び、テストの際に思い出しやすくなります。また、親の意見を伝えることで、子どもの印象に残りやすくなり、記述問題の解答作成に役立ちます。会話を通して、子どもの国語力向上を図ることができます。

メディアコンテンツを通した対話

ニュースやドキュメンタリー番組を親子で視聴し、内容について意見交換することは、子どもの知識を広げ、批評力を養うのに効果的です。 現実の出来事を伝えるドキュメンタリーは、子どもに社会の課題や人々の努力を知る機会を与えてくれます。 番組の内容について親子で話し合うことで、子どもは多角的な視点から物事を捉える力が身につきます。 また、親が子どもの意見を尊重し、共感的に話を聞くことが大切です。 このように、ニュースやドキュメンタリーを教材として活用し、親子で対話を重ねることで、子どもの思考力や表現力の向上が期待できます。

子どもの発言を修正する

子どもの発言に対して、親が適切に指摘や質問をすることで、子どもの論理的思考力や批判的思考力を養うことができます。難語や慣用句の意味を理解できていないで使用していることがあるため、その語源を説明したり、様々な場面で使われる言葉の意味を丁寧に指導したりすることが重要です。子どもの発言の誤りや不足に気づいたら、流すことなく指摘をすること、さらに一方的に修正するのではなく適切な表現を一緒に考えさせることで、論理的な思考力を育てることができます。 また、子どもの発言を最後まで聞き、共感的に受け止めながら、別の視点から質問をすることで、批判的思考力の向上が期待できます。

読書への意欲向上

読書への動機づけを高めるためには、子どもの興味関心に合わせた本の選び方が重要です。 子ども自身が本を選び、自発的に読書に取り組めるよう促すことが大切です。 強制的に読書を課すのではなく、子どもが楽しめる読書体験を重ねることで、内発的な動機づけが生まれます。また、読書の楽しさを共有する機会を設けることも有効です。 保護者も同じ本を読み、感想を話し合うことで、子どもは読書への関心を高められます。 さらに、読書量に応じた目標を立て、達成できた時には適切な賞賛をすることで、子どもの読書意欲を後押しできます。一方で、内発的動機づけだけに頼り過ぎるのは避けるべきです。 子どもの発達段階に応じて、外発的動機づけも取り入れながら、バランスよく動機づけを高めていくことが重要となります。

技術偏重に注意

大学入試で学んだ技術をそのまま子どもに伝えようとするケースがありますがこのやり方はほとんどの場合においてあまりうまくいきません。10歳〜12歳頃の精神的な成熟度と大学受験生のそれとは大人が考えるものより大きな差があります。中学受験生対象とした読解法はその精神的成熟度を加味した指導法が各学習塾等の指導機関で展開されているはずです。読解技術については専門家に任せ、家庭では言葉の不足を補い、文章に興味を持ち深く掘り下げられるような精神的なサポートを実践することが中学受験における国語力向上に向けて重要だと考えられます。

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