開成中の国語入試 10年間の出題傾向分析&開成を受けるなら読んでおきたい本の紹介
今回は「開成中学校」の国語入試の傾向を、過去10年間の出典から徹底分析してお届けします。
① 主なジャンル・テーマ傾向
1. 哲学的・倫理的テーマ(社会における個人の存在意義、弱さや多様性の肯定)
- 『非属の才能』(山田玲司)
- 『世界の適切な保存』(永井玲衣)
- 『うしろめたさの人類学』(松村圭一郎)
2. 感受性・心理描写・人間関係(繊細な心情や人の成長)
- 『百年の子』(古内一絵)
- 『鵺の森』(千早茜)
- 『終点のあの子』(柚木麻子)
- 『きまじめな卵焼き』(青山美智子)
3. 社会問題(貧困、いじめ、暴力などのリアルな問題)
- 『おいしくて泣くとき』(森沢明夫)
- 『君たちは今が世界』(朝比奈あすか)
4. 自然・文化・芸術に対する感性
- 『アラスカ 光と風』(星野道夫)
- 『中国 虫の奇聞録』(瀬川千秋)
開成中学 過去10年の出典一覧

② 開成中学の国語出題「共通ポイント」
開成中学の国語入試では、次のような共通する重要な要素があります。
- 社会的弱者への共感、多様性の理解、他者の心情理解
- 哲学的テーマ(正義、個性の尊重、生き方、倫理観)を深く考える力
- 社会問題に対する深い洞察と、それに対する自分の意見を明確に表現する力
- 繊細な心理描写を読み取り、感情表現の的確さを言語化する力
〈要チェック!〉開成中対策としておすすめの図書
近年の中学入試で取り上げられたもので、読解力や思考力の向上に役立つと考えられます。
1. 哲学的・倫理的テーマ
- 『考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門』梶谷真司 著 日常の疑問から哲学的思考を深める方法を紹介しており、物事を多角的に考える力を養うのに適しています。
リンク
- 『人新世の「資本論」』斎藤幸平 著 現代社会の経済や環境問題について新たな視点を提供し、社会の在り方を考えるきっかけとなります。内容はかなり難しいですが説明文・論説文が得意な子は是非挑戦を。
リンク
2. 感受性・心理描写・人間関係
- 『給食アンサンブル2』如月かずさ 著 給食をテーマにした連作短編集で、登場人物たちの心情や人間関係の変化が丁寧に描かれています。
リンク
- 『みつきの雪』眞島めいり 著 少女の成長と家族の絆を描いた物語で、繊細な心理描写が特徴です。
リンク
3. 社会問題
- 『「感染症パニック」を防げ! リスク・コミュニケーション入門』岩田健太郎 著 感染症に関する社会的課題とその対策について解説しており、現代社会の問題を理解するのに役立ちます。
リンク
- 『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』鴻上尚史・佐藤直樹 著 日本社会における同調圧力の実態とその影響について考察しており、社会的な視点を養うのに適しています。
リンク
4. 自然・文化・芸術に対する感性
- 『旅をした人―星野道夫の生と死』池澤夏樹 著 写真家・星野道夫の生涯を辿りながら、自然との関わりや文化について深く考えさせられる一冊です。
リンク
- 『アートがわかると世の中が見えてくる』前崎信也 著 アートを通じて社会や文化を理解する視点を提供し、芸術に対する感性を高めるのに役立ちます。
リンク
これらの書籍は、現代的なテーマや問題を扱っており、受験対策としてだけでなく、広い視野や深い思考力を養うのにも適しています。ぜひ、読書の一環として取り入れてみてください。
【重要!】傾向を理解しながらも、サプライズに注意!
開成中学の国語入試対策としては、これらのテーマを日頃から意識し、新聞や読書、対話を通じて自分なりの考えを深めていくことが重要です。一方で、「詩」の出題や、オリジナル文章・資料から支店別売り上げグラフを読み取り、ビジネスにおける「売り上げと機会損失の評価」について書かせる問題、ひらがな・カタカナの筆順問題、など予想もしないサプライズ問題が出題されることもあります。漢字語句などの基本を丁寧に学びつつ、詩歌などの単元もきちんと抑えておくこと。その上で、応用的な思考を養っておくことが求められる、つまり全方位型の学習が必要になります。
簡単なことではありませんが、日々適切な学習コンテンツに正しく向き合えば必ず突破口は見えてきます。頑張りましょう!
開成対策に関するご相談は👇こちらまで。
こちらおすすめです。無料で体験できます。
↓↓↓

