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体験行くならここをチェック!良い塾、悪い塾の見分け方。

今回は大手塾でこれまで30教室以上を運営管轄してきた経験のある私が、

「良い教室、悪い教室の見分け方」についてまとめました。

塾をブランドや企業イメージで選ばれる方が多いですが、

大手塾でマネージャーとして複数教室を管轄する立場柄断言します。

同一企業の塾でも、同一ブランドの塾でも、

そこにいる責任者や講師によって教室の質は大きく異なります!

同じ塾とは思えないほどの指導力、運営力に差が出ることは珍しくありもせん。

本記事では「教室」単位で良し悪しを判断するためのポイントをご紹介します。

この業界で20年、多くの「悪い教室」を「良い教室」にするため様々取り組んできた

管理職の視点から「生徒が増えて、成績が伸びる」教室と、

「生徒が辞める、成績が伸びない」教室を見極めるためにお役立ていただければと思います。

本記事は以下のような方におすすめてす。

是非、最後までお読みください。

・学習塾に入ることを検討しているが、どんな塾がいいのかわからない。

・現在学習塾に通っているがあまり成績が伸びない。本当にこの塾で大丈夫か不安。

・学習塾を経営・運営しているが、評判がイマイチで生徒数が増えない。

 どこに問題があるのかわからない。

塾生の様子

あいさつ

校舎を訪問したときに生徒たちが挨拶をするかどうかをよく見ておいてください。

こういったしつけが行き届いている教室は責任者の方をはじめ、

講師の方々の生活面含めた指導が浸透していると判断できます。

「挨拶ができない子は勉強もできない」、などと言うつもりは毛頭ないのですが、

生活面での指導に対して塾の介入度がどの程度になるのか、

そしてそれはご家庭のイメージと近いものかどうかは

確認しておいたほうが良いでしょう。

自習の様子

生徒同士でおしやべりしたり、頻繁に立ち歩いたりしてないでしょうか。

親としては自習室に行かせて勉強していると思っていても

実は塾で遊んでただけ、、なんてことも。

テスト前に多くの生徒が自習するのに十分なスペースがあるのか、

質問対応ができるのか、なども確認しておきたいポイントです。

スマホ

教室内でのスマホ使用を許可しているかどうかもチェックしておきたいポイント。

教室内完全禁止だったり、授業中だけは禁止、あるいは特に規制なし、

場合によっては授業中にスマホで調べものをしてももOKという塾も。

これもどちらが良いとは明言できませんが、ご家庭の指針や生徒本人の価値観と

噛み合うかどうかがとても重要。

どちらもメリット、デメリットがあると思います。

納得して通塾するために、少なくとも検討中の塾がどんな方針なのかは

必ず確認しておいた方が良いでしょう。

講師の様子

講師の方が初めて来訪した保護者(つまり読者の方)にどんな対応をされるかには

注目しておいた方が良いでしょう。

・生徒には熱心に対応するのに保護者には不愛想なベテラン講師

・保護者対応に慣れていなくてあからさまにシドロモドロになる若手講師

・学生(っぽい)講師同士でワイワイ盛り上がっており生徒の様子を見ていない

こんな講師のいる教室は避けたほうが良いかもしれません。

通塾を始めると何度も教室に足を運ぶことになると思います。

その都度、不快な思いをする可能性を考慮に入れましょう。

責任者の人柄

塾の教室責任者は大きく分けると2つのタイプに分かれます。

営業が得意で生徒の集客や講座の販売、教室運営で実績を出して教室長になったタイプと

教務指導に長けており、成績向上や合格実績向上を果たして教室長になったタイプ。

教育者としては一見、後者の方が良いように感じる方が多いと思いますが、

必ずしもそうとは限りません。

営業肌の責任者

営業肌の責任者は「うまく売りつけられそう」というイメージがあるかもしれませんし、

実際そういう面もあるかもしれませんが、そう悪いことばかりではありません。

まず営業が得意ということはコミュニケーションスキルが高く、気配り上手であることが多いです。

またビジネスパーソンとしてのスキルも高いことが多い。

したがって運営面でのミスなどは少なく、保護者のストレスが少なくて済むという良い面もあります。

一方で進路指導や教務指導のスキルが不透明であることもありますので

正しい学習アドバイスや進路相談にどの程度的確なサジェスチョンが得られるのかは

事前の入塾相談の時に見定めておくとよいでしょう。

学習方法や志望校についての相談を投げかけてみると、塾による違いがよくわかります。

教務肌の責任者

教務肌の教室責任者は職人気質で少しぶっきらぼうな方が多いかも知れません。

自分の服装にあまり気を遣わないとか、スケジュール管理が苦手とか、、、

ビジネスパーソンとしてはイマイチなんですが子供への愛情、教育にかける熱意は人一倍。

こういうタイプは子供の成長や合格実績で頭角を表してきたタイプです。

こういうタイプの責任者が直接お子さんを見てくれるようであればもしかしたら

大きく成長できるかもしれません。一方で当たりはずれも大きいですし、相性も大きく分かれます。

また、事務処理が苦手でスケジュールミスをされてしまったり、約束を忘れられたり、、

なにかと保護者にストレスがたまるかもしれません。

細かいことはいいので子供の気持ちをつかんで伸ばしてくれさえすればいい!

と言い切れるのであればこの手のタイプの責任者もいいでしょう。

施設内の環境

教室内の施設状況を見れば、その塾の管理能力を知ることができます。

人だけでなく施設もしっかり見ておきましょう。

生徒の机の上

机上の落書きが多い教室は大抵荒れています。

塾への愛着がなく、いやいや勉強している子が多いかも。

机の綺麗な教室は生徒が前向きに勉強しており、塾に愛着を持っている証拠。

こういうところの方が安心できますね。

また前の授業の消しカスが残っている場合などは清掃・消毒がされておらず

感染症防疫体制にも不安が残ります。

壁面の掲示

時期の外れた掲示物(去年の定期テストの結果、終わったイベントの告知物など)

はがれかけたポスターなどがあった場合は

掲示物を交換する余裕が職員にないのかもしれません。

忙しすぎて、なかなか相談に乗ってもらえない状態なのかも、、と

疑ったほうが良いでしょう。

トイレ

トイレが汚い、臭いという場合、清掃への意識を疑いましょう。

トイレの清掃ができないということは教室の清掃・消毒はまず間違いなく

定期的にできていませんので感染予防の観点から問題です。

教室職員の衛生観念がここに象徴的に表れるのでよく見ておくとよいです。

教室見学に行くときのポイント

大切なのは

ズバリ時間帯。

生徒のいる時間帯、出来れは授業前がベスト。

難しければ授業後に教室を訪れるようにしましょう。

教室サイドは基本的に忙しい時間帯は避けたがりますが、

何か理由をつけて必ず生徒のいる時間帯に前述の項目を

チェックしてください。

昼間、子供が学校に行っている間の塾はもぬけの殻」です。

見学する意味がほとんどありません。

必ず夕方以降の時間で見学させてもらいましょう。

まとめ

一番大事なのは人。

TVCMやチラシ、パンフレットに喧伝されるような

どんな整った環境でも、どんな素晴らしいシステム、教材でも、

最終的にはそこにいる「人」で価値が大きく左右されます。

塾にいる人「責任者」「講師」「生徒」をしっかり観察して、

我が子が生き生きと通える環境なのかどうかをしっかり見定めることが

後悔しない塾選びにつながります。

塾との付き合いは長くなります。

「人」をしっかり見て、話して、確認して、塾を選びましょう!

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