広尾学園中学校・高等学校は、伝統ある女子校としての歩みを礎にしながら、2007年の特進コース共学化を転機として、国際色豊かな進学校へと大きく舵を切ってきました。1973年に文部省(当時)の海外帰国子女教育研究指定校となって以来、長きにわたり帰国生を受け入れてきた実績を持ち、現在ではインターナショナルコースを中心に、英語を母語とする生徒も数多く在籍しています。「自律と共生」を建学の精神とし、医進・サイエンスコースの設置や探究学習の充実、世界大会で活躍するチアリーディング部などを通じて、ここ十数年で首都圏屈指の人気校へと進化を遂げました。2026年現在も、その勢いはとどまるところを知りません。
国際派私学としての進化(2026年最新版)
広尾学園は、長年にわたる帰国生受け入れの実績と、インターナショナルコースを軸に、年々多様なバックグラウンドを持つ生徒を集めています。2007年に設置されたインターナショナルコースは、アドバンストグループ(AG)とスタンダードグループ(SG)に分かれ、英語を母語とする生徒と、高い英語力を身につけたい生徒がともに学ぶ環境が整っています。「自律と共生」の理念のもと、世界大会出場を果たしたチアリーディング部やディベート部、ダンス部など、生徒主体の活動が不断に生まれている点も、この学校らしさです。2026年現在、広尾学園は「グローバル人材を育てる進学校」の代表格として、受験生・保護者の期待を集め続けています。
帰国生受け入れの歴史
広尾学園は1973年に文部省(現・文部科学省)の海外帰国子女教育研究指定校となり、以来半世紀以上にわたって帰国生を受け入れてきた伝統を持ちます。都心にありながら落ち着いた環境と便利な交通アクセスもあり、「帰国生の受け入れ体制が最も整った学校の一つ」として高い評価を受けてきました。2026年現在も、インターナショナルコースと本科コースの両輪体制により、海外生活経験を持つ生徒も、国内で育った生徒も、それぞれの適性に合わせた学び方ができるよう、カリキュラムとサポート体制が整備されています。言葉を大切にする教育方針も、開校以来受け継がれている柱の一つです。
近年の大学合格実績(2026年最新版)
広尾学園は、ここ数年で難関国公立大・医学部・海外大への進学者を大きく伸ばし、進学実績の面でも「人気急上昇」に見合う成果を出しています。学校公式サイトに掲載された2026年5月時点の合格実績によれば、東京大学に7名(文一1・理一5・理二1)、京都大学に3名、一橋大学に6名、東京科学大学(旧・東京工業大学/東京医科歯科大学)に19名、国立大学全体で80名が合格。国公立大学医学部医学科への現役合格者も多数で、私立医学部医学科を含めると医学部医学科の合格者数は109名にのぼります。私立大学では早稲田101名、慶應義塾81名、上智84名、東京理科128名と、難関私立にも強さを示しています。さらに海外大学では、2026年5月時点で311名(合計、既卒含む)の合格を出し、トロント大学37名、UCサンディエゴ7名、UCLA・UCバークレーをはじめとするUC各校、英オックスブリッジや英米のリベラルアーツカレッジまで、国内私学トップクラスの海外実績を維持しています。ここ10年での伸びは著しく、医進・サイエンスコースやインターナショナルコースの設置、探究型学習やカリキュラム改革が着実に成果を上げてきたことがうかがえます。2026年受験生にとっても、「伸びている進学校」として評価される一校といえるでしょう。最新の合格者数は、学校公式サイトの「大学合格実績」ページで随時更新されますので、出願校を検討する際には合わせて確認しておくと安心です。
自律と共生を支える「P.L.T.プログラム」
広尾学園では、生徒一人ひとりの学力を底上げする独自の繰り返し型学習「P.L.T.(Personalized Learning Test)プログラム」が長年実践されてきました。朝のショートテストで前日までの学習内容を確認し、結果に応じて苦手分野の課題が個別に作成されるため、「やる気」を引き出しながら基礎を確実に固められる仕組みです。英語ではリスニング力強化のためのテストも学年に応じて実施されており、2026年現在は、こうした日常の積み重ねに加えて、ICT端末を活用した個別最適化学習や探究学習が組み合わさり、学力を伸ばす土台がより強固になっています。生徒一人ひとりの「得意」を伸ばし、「苦手」を見える化して克服するアプローチは、広尾学園の教育の大きな特徴です。
充実した部活動と課外活動
広尾学園では、多彩な部活動が盛んです。運動部には陸上、サッカー、女子サッカー、硬式野球、軟式野球、バレーボール、バスケットボール、硬式テニス、卓球、バドミントンなどがあり、なかでもチアリーディング部は世界大会でも実績を残し、学校の象徴の一つとなっています。文化部も吹奏楽、合唱、演劇、美術、茶道、華道、書道、写真、料理、コンピュータなど多彩で、生徒の興味関心を広く受け止めています。さらに2026年現在では、ロボット工学やサイエンス、ディベート、模擬国連など、教科の枠を越えた探究系・国際系の活動も活発で、部活動と課外活動の両面から「自律と共生」の精神が育まれています。
年間スケジュールのハイライト(2026年度)
広尾学園中学校・高等学校の年間行事は、4月の入学式・始業式・健康診断から始まります。6月には英検をはじめとする各種検定や、サイエンス・ロボット関連の講座が予定され、夏休み期間には夏期講習や海外短期留学・研修プログラムが用意されています。秋には文化祭や体育祭、後期中間試験などの行事が続き、11月には期末試験後の自宅学習日と答案返却・解説授業が行われます。12月から1月にかけては冬季休暇となり、1月上旬の始業式を経て、中学入試本番(2月1日〜)に向けた最終盤へ。最新の年間行事予定や月別スケジュールは、学校公式サイトの「スクールカレンダー」ページで2026年度版が随時公開されますので、見学・受験を検討する際は事前にチェックしておくとよいでしょう。
代表的な口コミ・評判(2026年最新版)
以下は、口コミサイトや受験情報サイト等で公開されている、広尾学園中学校に通うお子さんの保護者・在校生・卒業生による感想を、当研究室がテーマ別にまとめたものです。いずれもあくまで個人の感想であり、学校全体の状況や、すべての方の感じ方を保証するものではありません。出典は主に「みんなの中学校情報」など公開口コミサイトで、2025〜2026年に投稿された比較的新しい声を中心に取り上げています。実際に検討される際は、必ず学校説明会・公開行事などで自分の目で確かめてください。
高く評価されている点(個人の感想より)
・国際教育・英語教育のレベルが高く、「ネイティブレベルの友達と関わる中で英語が伸びる」「短期留学や英語に触れる行事が豊富」といった声が目立ちます。
・「先生方が熱心で、面倒見もよい」「進路相談で生徒の意思を尊重してくれる」など、教員の質と指導姿勢を評価する保護者の感想が多く見られます。
・「広尾駅から徒歩1分」という立地のよさは、ほぼすべての口コミで高評価。「雨の日でも傘がいらない」「治安がよく、女子でも安心して通わせられる」といったコメントも多数です。
・チアリーディング部・ダンス部・ディベート部など、全国レベル・世界レベルで活躍する部活動も「学校の魅力の一つ」として挙げられています。
・「校舎が新しく綺麗」「サイエンスラボやカフェテリア、図書館などの設備が充実している」といった、施設面への満足の声も目立ちます。
注意点・気になる点として挙げられる声(個人の感想より)
・「校庭が狭い」「グラウンドが屋上で運動部にはやや手狭」など、敷地面積に関する声は、肯定派・否定派ともに多く見られます。
・「課題・小テストが多く、ついていくのが大変」「英語は最初スパルタに感じた」など、学習量についての感想もあります。逆に「真面目にこなせば確実に学力がつく」と肯定的に捉える声もあります。
・「入学時の英語力に差があり、初心者だと授業についていくのに塾との併用が必要と感じた」という保護者の感想もあり、英語が得意な生徒にとって特に向いている環境という見方も。
・「ビル校舎の9階建てで移動が大変」「エレベーターが混む」といった校舎構造に関する声も一部見られます。
総合的な印象(個人の感想より)
全体としては「入ってよかった」「子どもがいきいきと通っている」というポジティブな感想が多く、2026年現在も口コミ評価(みんなの中学校情報)で4点台前半と、東京都内でも上位に位置づけられています。一方で、「サピックス偏差値で55〜60前後の層に合っている」「ギリギリで合格すると入学後がやや大変」という保護者の声もあり、入学後の学習量についていける基礎学力を中学受験段階でしっかり身につけておくことが、入学後の充実度にもつながると考えられます。繰り返しになりますが、ここで紹介した声はあくまで個人の感想であり、すべての家庭・生徒の体感を代表するものではありません。実際の雰囲気は、学校説明会・授業体験会・文化祭などに足を運び、自分自身の目で確かめることをおすすめします。
入試問題の特徴(2026年入試対応)
広尾学園中の入試問題の最大の特徴は、「平易な問題のなかに突然超難問が紛れ込む」点にあります。特に社会の地理分野ではその傾向が顕著で、考察問題も設問の言い回しに独特のクセがあり、本番では一瞬戸惑う可能性があります。算数は標準的な問題が多いぶん、各分野の完成度を高めて確実に得点することが重要です。国語の説明記述問題では、「最重要な要素を文末に置き、その手前に必要な要素を積み上げる」という解答の組み立て方をマスターすることが得点アップのポイントです。理科は問題文や図表の読み取りが鍵となる出題が多く、知識を早めに固めたうえで、過去問を使った実戦演習に時間をかけたいところです。全体として、時間と解答数のバランスから、相当なスピードと処理能力が求められる難関校の入試問題といえます。2026年入試でも基本的な傾向は引き継がれると想定し、最新の過去問演習を通じて対策を進めましょう。
各科目の傾向と対策(2026年最新版)
算数
試験時間:50分
配点:100点満点
算数は大問5題構成が基本で、最初の計算・小問では還元算(逆算)が頻出のため、ここを確実に取り切ることが合否を分けます。大問3以降は図形・割合・速さ・場合の数など各単元から幅広く出題され、なかでも図形問題は頻出分野です。問題の難易度は前半が比較的取り組みやすく、後半に向けて段階的に上がる構成のため、苦手分野の問題に出会ったら最初の小問だけ解いて後回しにするなど、時間配分の戦略も重要になります。2026年入試に向けては、苦手単元を作らないよう、日頃から各分野をバランスよく仕上げておきましょう。
国語
試験時間:50分
配点:100点満点
国語は全体としては標準レベルの難易度ですが、字数制限のある記述問題や、選択肢の文章が長く判断に迷う問題が出題され、得点差がつきやすい科目です。日頃から長文を要約する練習を重ね、文章の骨組みを短時間でつかむ力をつけることが、そのまま対策になります。記述では「結論を文末に置き、その前に必要な根拠を積み上げる」型を体得しておくと安定して得点できるようになります。2026年入試では、複数素材を読み比べる出題や、考えを言語化させる設問への対応力も意識して、応用的な問題演習にも取り組んでおきましょう。
理科
試験時間:30分
配点:50点満点
理科は物理・化学・生物・地学の各分野からバランスよく出題されます。記述問題や作図問題が頻出のため、過去問を解いて出題傾向と解答の型を早めにつかむことが必須です。計算問題では「力のつりあい」など物理分野からの出題が多いため、てこ・ばね・滑車・浮力などの典型題は確実に押さえておきましょう。2026年入試に向けては、知識インプットを早めに終え、問題文や図表からの読み取りを問う実戦的な演習に時間を割けるよう、年間計画を立てるのがおすすめです。
社会
試験時間:30分
配点:50点満点
社会も地理・歴史・公民の各分野からバランスよく出題され、日本と世界を関連付けて考えさせる問題が多いのが特徴です。単なる暗記にとどまらず、ニュースや時事問題と結びつけた深い理解が求められます。2026年入試では、SDGsや環境・国際情勢、AIや科学技術と社会といったテーマが題材として取り上げられる可能性も高いため、過去問演習と並行して、新聞・ニュース・時事問題集にも目を通しておきましょう。資料読み取り問題への対応も意識しておくと安心です。
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