城北中の歴史とこだわり
城北中学校・高等学校は、1941年に創立された東京都板橋区の男子校です。「着実・勤勉・自主」を校訓に掲げ、中高一貫の「3期体制」(基礎期・錬成期・習熟期)による独自の教育プログラムを展開しています。都立城北中央公園と石神井川に沿った約4万平方メートルの広大なキャンパスを有し、2022年の創立80周年を機にグラウンドを人工芝化するなど、学習環境の充実にも力を入れています。2023年には順天堂大学と高大接続連携を締結し、さらなる教育の発展を目指しています。
城北中学校の歴史と沿革
城北中学校・高等学校は、1941年(昭和16年)に深井鑑一郎と井上源之丞によって創立されました。当初は新宿区市ヶ谷左内町の城北高等補習学校を仮校舎として開校し、1943年に現在の板橋区東新町に移転しています。1945年に空襲で校舎が被爆するという苦難を経験しましたが、戦後の学制改革を経て1947年に新制城北中学校、1948年に新制城北高等学校が設置されました。
1993年に6ヵ年一貫教育体制が完成し、中学6学級(270名)体制が確立されました。2005年に加藤健治学園長が就任、2014年には小俣力校長が第8代校長に就任しています。2022年には創立80周年記念事業としてグラウンドの人工芝化が実現し、2023年には順天堂大学との高大接続連携を締結するなど、伝統を守りながらも時代に応じた革新を続けています。
校訓「着実・勤勉・自主」と教育方針
城北中学校・高等学校の校訓「着実・勤勉・自主」は、創立者である深井鑑一郎・井上源之丞両先生が掲げた精神を象徴しています。教育目標は「人間形成と大学進学」の両立であり、社会で活躍する個性を生かした人間を育てることを目指しています。生徒の発達段階に合わせた「3期体制」を導入し、基礎期(中1・中2)では基本的な生活習慣の確立や基礎学力の定着を、錬成期(中3・高1)では自律的な学習習慣と思考力・コミュニケーション能力の育成を、習熟期(高2・高3)では社会のリーダーとしての資質を高め、進路志望に必要な探究力と高い学力の養成を図ります。
大学進学実績(2025年度最新版)
城北中学校・高等学校の2025年度大学入試では、東京大学に10名、京都大学に2名、一橋大学に10名、東京科学大学に5名が合格しました。旧帝大学全体では33名、国公立大学全体では115名の合格者を輩出しています。私立大学では、早稲田大学111名、慶應義塾大学64名、上智大学21名、東京理科大学143名、SMART(上智・明治・青山学院・立教・東京理科大学)354名と、難関大学への合格実績が際立ちます。医学部(国立・私立)への合格者数は52名に達しており、理系志望者への指導の手厚さがうかがえます。
グローバル教育プログラム
城北学園では、他校にはない「本物に触れる」グローバル教育プログラムを実践しています。オーストラリア語学研修(語学研修と異文化交流)、セブ島上級語学留学、イングリッシュ・シャワー、オンライン英会話など、生徒一人ひとりのレベルに合わせてグレード別で様々なプログラムに取り組める環境が整っています。ネイティブの先生も在籍しており、授業だけでなく日常生活の中からも英語力を高められる環境です。高校1年次にはターム留学の機会もあり、海外大学への進学も視野に入れた国際的な教育を展開しています。
充実した学習施設とキャンパス
城北中学校・高等学校は、都立城北中央公園と石神井川に沿った緑豊かな環境に約4万平方メートルもの広大なキャンパスを有しています。創立80周年を記念して人工芝化されたグラウンドをはじめ、多くの本格的な芸術系・体育系・文化系施設が設置されています。「学習の基本を学校に置く」という方針のもと、自習室の日常開放や長期休暇中の講習・特別講座を実施しているほか、夏休みを利用した大町アカデミア(9泊10日)という独自の学習合宿プログラムも特筆すべき取り組みです。夏期講習では中1から高3まで450講座以上が開設され、生徒の約96%が参加するなど、校内での学習支援体制は非常に充実しています。
多彩な部活動と課外活動
城北中学校・高等学校では、広大なキャンパスと充実した設備を活かし、47もの部活動・委員会活動が行われています。運動部では野球部、サッカー部、ラグビー部、バスケットボール部、バレーボール部、水泳部、陸上競技部など多種多様な部活が揃い、文化部では理科部門の研究活動が65年以上の歴史を持つなど、伝統的かつ活発な活動が続いています。特に文化祭(城北祭)では70年以上続く正門アーチの制作、30年以上続く中学理科研究発表会、20年以上続く図書委員会の古本市など、長い歴史を持つ独自の伝統が数多くあります。これらの活動は、校訓「着実・勤勉・自主」の精神を体現する場として重要な役割を果たしています。
年間行事と学校生活
城北中学校・高等学校では、四季を通じて多様な行事が実施されています。4月の入学式・大町オリエンテーション(2泊3日)に始まり、5月には鎌倉遠足やTOKYO JOURNEY、校歌フェスなどが行われます。6月には体育祭が全校で開催され、クラスの団結力を高めます。7月の夏期林間学校(中2)、8月の大町アカデミア(9泊10日)やオーストラリア語学研修、クラブ合宿と続き、9月には2日間にわたる城北祭(文化祭)が中高合同で開催されます。秋には音楽鑑賞会や合唱祭、中3は京都・奈良への関西研修旅行、高2は沖縄研修旅行に参加します。11月の創立記念日、マラソン大会(中学)、中学理科自由研究発表会など、学業だけでなく生徒の全人的な成長を支援する行事が年間を通じて充実しています。
入試問題の傾向と対策
算数(50分・100点)
年度ごとに問題の難易度が変わることがありますが、特に図形分野の問題が多く出題される傾向があります。平面図形や立体図形の出題比率が高く、図形分野の得意・不得意が合否に大きく影響するため、重点的な演習が必須です。城北中の算数は他校と比べて難易度が高く問題数も多いため、時間配分が鍵を握ります。解きやすい問題から確実に得点し、難問に挑む際も冷静に対応しましょう。
国語(50分・100点)
大問1・2で文章読解、大問3で国語知識、大問4で漢字書き取りという構成が多い傾向です。問題の難易度は標準的ですが、近年の読解問題では難しい表現や慣用句が使われることが増えており、日頃からこうした語句に親しんでおくことが大切です。記述問題も出題されるため、文章を正確に読み解き要約する力を身につけておきましょう。
理科(40分・70点)
大問5〜7題で構成され、選択問題が中心のため時間に追われることは比較的少ないでしょう。物理・化学・生物・地学の各分野からバランスよく出題されるため、偏りのない対策が重要です。計算問題は主に物理分野と化学分野から出題されますが、奇抜な問題は少なく、過去問をしっかり演習しておくことが合格への近道です。
社会(40分・70点)
大問3問の選択問題が中心で、試験時間に対して問題数が約50問と多めです。スピーディーに解答する練習が欠かせません。問題の難易度は標準的ですが、毎年聞き慣れない語句を使った問題も出題されるため、選択肢に惑わされないよう幅広い知識を身につけておくことが重要です。時事問題への対策も忘れずに行いましょう。








