頌栄女子学院は、キリスト教の教えに基づいた教育方針と、卒業生からの高い評価で人気の女子校です。卒業生は頌栄での学校生活を通して、自分らしさに自信を持ちながらも他者への思いやりの心を育み、社会でたくましく活躍しています。
頌栄女子学院は1884年に創立者岡見清致によって設立された歴史ある学校です。 創立当初は「頌栄学校」として小学校から始まり、翌年に「頌栄英学校」、同年9月に「頌栄女学校」が発足しました。 1888年には島崎藤村の師である木村熊二が校長に就任し、キリスト教主義学校としての特徴が明確になりました。 1899年に高等女学校に昇格し、大正から昭和初期にかけて生徒数が750名にまで達する飛躍的な発展を遂げました。 戦後の教育改革を経て、1947年に中学校と高等学校に分かれ、現在の中高一貫教育が行われるようになりました。
頌栄女子学院の2024年度大学進学実績は、東京大学4名、京都大学1名、一橋大学4名、東京工業大学7名など、難関国公立大学への合格者を多数輩出しました。 特に早稲田大学132名、慶應義塾大学129名と、早慶への合格者数が群を抜いて多く、早慶合計で230名に上りました。 卒業生195名に対する早慶合格者数の割合は118%と高水準でした。 頌栄は伝統的に早慶合格実績が強い女子校として知られており、2024年度もその実力を示す結果となりました。
頌栄女子学院は、キリスト教精神に基づく人格教育を重視しています。 聖書の教えを軸に、生徒一人ひとりの人間性を育むことを目指しています。 また、英語教育にも力を入れており、帰国生の積極的な受け入れや英語クラス編成、英検の受験促進などを行っています。 さらに、探究学習を通して考察力や自己表現力の育成にも注力しています。 このように、頌栄女子学院は知育だけでなく徳育にも重きを置き、グローバルな視野と豊かな人間性を備えた女性の育成を目指しています。
頌栄女子学院は、港区白金台の地下鉄「高輪台」駅から徒歩1分の好立地にあり、緑豊かな自然環境に恵まれています。 校舎は港区の保護樹林に指定された樹々に囲まれ、小鳥のさえずりが聞こえる静かな環境です。 全室に冷暖房が完備された普通教室のほか、礼拝室、体育館、図書館、音楽室、理科実験室、調理室、美術室、パソコン教室など、様々な特別教室が整備されています。 また、武道場、プール、多目的ホールのグローリアホールなどの施設も充実しています。 2007年からは校舎の耐震補強工事とリニューアルが進められ、伝統と自然環境を守りながら、安全で快適な教育施設の維持に努めています。
頌栄女子学院では、多彩な部活動と課外活動が用意されています。運動系の部活動では、バスケットボール部、バレーボール部、テニス部、バドミントン部、水泳部、陸上競技部などがあり、文化系では放送部、書道部、美術部、吹奏楽部、合唱部などがあります。 また、コンピュータ部があり、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)をはじめとする各種検定やデジタル作品の制作に取り組んでいます。 部活動以外にも、英語スピーチコンテストや英検の取得を奨励するなど、英語力向上のための課外活動も盛んです。 このように、頌栄女子学院では生徒の多様な興味関心に応えられるよう、幅広い分野の部活動と課外活動が用意されています。
頌栄女子学院では、1年を通して様々な行事が行われています。4月には入学式や新入生歓迎会があり、新入生を歓迎します。 5月には中学1年生のキャンプや高校1年生のキャンプ、中学2・3年生と高校2年生の修学旅行が行われます。6月には全校合唱コンクールが開催され、クラス対抗で課題曲と自由曲を歌います。 また、花の日礼拝では生徒が花束を作り、近隣施設に配ります。7月と12月には中間考査、1月と3月には期末考査が実施されます。 8月にはクラブ合宿があり、中学3年生はカナダで英語研修を行います。10月には体育祭、11月には学院祭が開かれ、生徒の日頃の活動の成果が発表されます。 12月にはクリスマス会が催されます。このように、頌栄女子学院では学業と並行して、キャンプや修学旅行、発表の場など、バラエティに富んだ行事が年間を通して企画されています。
試験時間: 40分
配点: 100点満点
算数の試験では、推理と論理、規則性、食塩水、数の性質に関する問題が頻出単元となっています。これらの単元に対しては、特に念入りな対策が重要です。出題範囲は広いですが、標準レベルの問題が多いため、苦手分野を作らないことが大切です。日頃から計算ミスを減らすためのトレーニングや、問題を解く際の手順を確実に身につけておくことが求められます。正確な計算力とスピードを養うことが、得点アップにつながります。
試験時間: 40分
配点: 100点満点
国語の試験は、大問3題の構成が近年続いています。年度によって文章量が異なるため、長文にも短文にも対応できる読解力が必要です。特に自由作文問題が出題される傾向があるため、作文力を鍛えることも重要です。作文を含めた全体の試験時間は限られているため、素早く正確に文章を読み解くスキルが求められます。速読の練習や、要約を繰り返し行うことで、読解力と作文力の向上を目指しましょう。
試験時間: 40分
配点: 100点満点
理科の試験は、大問4題で構成されており、各分野からバランスよく出題されるのが特徴です。時事的なテーマに関連した問題が多い傾向があるため、普段からニュースをチェックし、科学に関する最新のトピックスにも目を向けることが重要です。特に、ニュースで取り上げられる自然現象や技術進歩などの知識は、試験対策として有効です。実験や観察を通じた理解も深めておくと、応用問題にも対応しやすくなります。
試験時間: 40分
配点: 100点満点
社会の試験では、年度によって出題の割合が大きく異なるため、幅広い分野の対策が必要です。時事問題を切り口とした総合的な問題が出題されると、本校の公式HPに記載されています。そのため、思考力や記述力、また図表や資料等から必要な情報を読み取る能力が重視されます。新聞やニュースを日頃からチェックし、重要な社会問題について自分なりの意見を持つことが大切です。過去問を解くことで、出題傾向や試験形式に慣れておくことも効果的です。
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